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 VIVA MICHIHICO MIGUMI

 WEB MUSEUM                

 Illustrator & Poet

 Atelier Snow_Drop

 



























ジャン・コクトーの小説「恐るべき子供たち」を表題とする五人展


    『Les Enfants Terribles』展
             
ギャラリー・マール 恵比寿

 

            東 逸子

            北見 隆

            佐藤三千彦

            建石修隆

            樋上公実子 (順不同)

                 協力;生越子

 

 

 

 

 

 

        2020年12月9日(水)〜12月22日(火)
        12:00〜19:00(月曜休廊 21日は開廊 最終日17:00まで)

        ギャラリーMalle
        東京都渋谷区恵比寿4-10-18-2F/TEL&FAX:03-5383-6101

                  http://galeriemalle.jp/

 










ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」をタイトルにした楽しい展覧会へ、生越子さん、建石修志さんから誘っていただきました。けれども時期が悪く、いっとき静かにしていたウイルスがまた猛威をふるいはじめました。開催できるかどうかは不明ですが、まずは素晴らしい仲間たちや会期・開催場所などお知らせ致します。危うい時代、"FRAGILE"ではありますが強靭な仲間たちです。皆さんと無事お会いできるといいのですが・・・・・佐藤三千彦




我々五人の内なる “恐るべき子供たち”
強靭であり、尚且つ壊れ易い! 壊れ物注意!
                                 ・・・・・建石修志











        
「恐るべき子供たち」展への「ふらぢゃいるな独りごと」

昨日、無事に搬入が終わりました。五人五様ですがバラつきはなく、統一感に満たされた甘やかな空間になったと思います。レトロな建物の二階を改装してつくられた「ギャラリーMalle」へおじゃましたのは今回が初めてですが、その場所を称して、どなたかが江戸川乱歩にでてきそうな場所だとおっしゃっていました。言い得て妙です! 型通りの新建築がのさばる昨今、地球にやさしいエコバックを持ち歩く時代です。Malleの空間は誠実で、私には新たなメッセージ性を感じました。

そんな今回のグループ展、“恐るべき少年少女十字軍”に誘ってくださった建石修志さん、フィクサーである元・アートスペース美蕾樹(ミラージュ)の生越子さん、そしてMalleの木川志津子さんに深く感謝するとともに、古くからの友人である北見さん、うっとりとする繊細な筆跡をいつも披露してくださる東さん、美しい人魚を描く好敵手(敵いませんが)の樋上さん、大理石のよになめらかな光を放つ建石さんの画肌、そのような方々とご一緒できたことは嬉しいことです。皆さん、あ・り・が・と・う・・・

展示会は今日からです・・・

なにを成すにもまどろっこしくって煩わしく、危機感のあるこの時代ではありますが、Malleのつつましい空間から“希望”のようなものを見つけていただければ幸いです。




                *出展作品/左: 白あざみ 右: クラクラナッハ・ルクレティア





                *出品作品/左: 旅のつばくらめ 右; 飛行少女といかるの少年





ひとつの雲が去ってゆくと、こんどは黒い雲が近づいてきた。少年は薬師寺東塔のすゐえんをじっと眺めていたが、にわかに降りだした驟雨のため、門前にあった古道具屋さんへ駆け込んで行った。けれども、古道具屋は休業であった。雨はどしゃ降りになってきたがやみそうもない。と突然、どこからともなく飛翔してきた天女が少年のそばへ立って微笑んだ。濡れてはおらず、いい匂いがしていてキラキラした水滴がただ光っているばかりであった。ガラクタにしか見えないものでも、それは救済を待っている。と、古道具屋のガラス戸には貼紙がしてあった。

「歴史は荒廃につぐ荒廃にしか見えない」これはヴァルター・ベンヤミンの眼差しですが、少年のそばに立っていた天女の瞳もそんなふうな表情をしていた。







ギャラリーMalleへの階段



                
                   ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」より





ロザリオの珠のごとく連鎖する〈病禍〉あり、〈横断症〉なり・・・・

ギリシヤ悲劇◆トロイア陥落◆戦争◆捕虜となり谷底に突き落とされる王女カッサンドラ◆シモーヌ・ヴェイユの「高みへの落下」あるいは重力の詩学◆マグマ◆不死鳥◆天使◆眼差し◆ベルリン天使の詩◆地球◆緯度経度◆北緯35度◆表裏一体◆日本◆エンタシス◆法隆寺とパルテノン◆玉虫厨子の捨身飼虎◆釈尊の前世であるサッタ王子の死と復活◆法隆寺の焼損あるいは若草伽藍◆水の循環◆薬師寺東塔にそびえる水煙◆天女の羽衣◆天使の翼◆再びの高みへの落下◆水蒸気◆移動◆風◆雲◆雪◆雨◆回帰◆ギリシヤ◆地中海◆黒海◆トロイア王家の血統◆ローマ◆狼◆アルプス以北◆ザクセン◆クラナッハ◆クラナッハが描く透けた衣装やベール◆クラナッハの「ルクレティア」における自害と復活◆ヂパングで化身する天女カッサンドラ◆輪廻転生◆ヴァルター・ベンヤミンの「新しい天使/アンゲルス・ノーヴィス」計画◆歴史の天使◆救済◆ベンヤミンが所有した画家クレーの天使図裏面に描かれてあったクラナッハのエンブレムとその謎◆マッハ越え◆苦悩◆はたまたの救済・・・


・・・・快癒しない熱病なり、再びの彷徨。 「火と水のアレゴリー」を刻印した無邪気で凡庸なわたしの作品ですが、これだけの混合物(アマルガム)が重層しています。ほぼ、クラクラしながら喜んでいる餓鬼の悪戯です。
 



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