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VIVA MICHIHICO MIGUMI                    

WEB MUSEUM                

Atelier Snow_Drop

Illustrator & Poet

 

 







 

 








奇麗は汚く、
汚いは奇麗

     
+     解剖台の上でのミシンと雨傘との偶発的な出会い 
  そこに在るもの

     森の中にある一本の樹木を選んでそれに傷をつけたり、目印として一個の石を草の上に置いたりすることは、なにものかの
     力を借りて現実を操作することである。デザインとは元来がそういうことであって、傷つけられた樹木や故意に置かれた石
     は自然界と現実界とを結ぶ呪物となって、あるいは媒介物となって、時間・空間・場所を手に入れるための道具や手段とな
     ってゆく。そしてそこから“もの”との共存関係が生じる。

     ものと人との出合いにはこのような能動的な意味があると思うが、ややもすれば表面的な装飾に目が眩んでしまったりして
     流行というすぐにも飽きてしまいそうな安っぽいものについ手をだしてしまうことがある。

     道具とは自身の方向性や自己確認のための試み(スケール)でもあるだろうから、いかがわしい経済原理に惑わされること
     なく、よくよく心して選びたいものである。